壺中夢の47人のおんなたち

輝ける
47人のおんなたち

広島県杉村春子(1906~1997)広島県広島市出身 女優

朝日賞受賞、毎日芸術賞受賞、文化功労者、日本映画批評家大賞特別女優賞受賞、他

杉村春子は築地小劇場に入座ののち日本の演劇界の屋台骨を支え続け、演劇史・文学史に大きな足跡を残しています。日本を代表するカリスマ女優であり俳優仲間の中心的な存在でした。“だれが選んでくれたんでもない、自分で歩き出した道ですもの“は「女の一生」の中の布引けいのセリフで戦中から900回の公演を超え杉村春子の代名詞として現在も語られています。「欲望という名の電車」「華岡青洲の妻」「ふるあめりかに袖はぬらさじ」などヒット作に恵まれた女優でした。さまざまの気苦労は絶えず、経営の苦労も身にしみて知ることからお客を大切にしたことで新劇の商業演劇の走りとなりました。晩年、東山千栄子、水谷八重子に続いて女優では三人目の文化功労者に選ばれています。その後文化勲章は辞退しました。

COPYRIGHT © 2016 COTYUMU ALL RIGHTS RESERVED.